子育てママをなごませたい。
あつみかぶのスープの商品化が、ある一点が突破できず、ストップしていた。
ずっと悩んできたこと。それは、スープの「値段」だ。
今までの加工委託先では製造コストが1袋につき250円から280円ほどかかる。(原材料費を含めない)。これは加工場が小さく、1日に製造できる量が300袋に限られるため、加工場の人件費や設備費を考えると妥当な値段なのだと思う。
けれど、このスープを売るとなるとここにパッケージの印刷費や宣伝広告費、事務作業をお願いする人への人件費、送料なんかが乗っかって、販売価格は1,000円近くなってしまう。1杯1,000円のスープ!
加工食品の製造・販売をしている先輩(shonai scone代表の秋田さん)に相談したら、
「自然栽培の伝統野菜を使った無添加でアレルギーフリー、グルテンフリーのスープ。レシピはアルケッチァーノの奥田シェフが開発している。これだけのこだわりがあれば1杯1,000円でもおかしくない」
と言ってくださった。
けれど、何だかまだモヤモヤしていて、ずっと立ち往生していた。
(秋田さんには他にも多数の、とても役立つアドバイスをいただきました!感謝しかない)
ところがそこに、今週、突破口が見えてきた。
Facebookに載せた自分の家族についての投稿に、同世代のママたちから共感や励ましの言葉を多数いただいた。
それを見た友人から、私が「ママさん達に希望をあげることができる存在」だね、と言われた。
その一言に、はっとした。
そうだ。私がいちばんスープを届けたい相手は、私と同世代位のママたちだった。
スープを通して、安心や安らぎ、和むひととき、そして希望を届けたいんだ。
一杯1,000円でもアル・ケッチァーノのファンの方々なら買ってくださるかもしれない、とか、
1ロット300袋なら在庫を抱えるリスクが低くて安全、とか、
何だか「ラクできる方」に流されそうになっていたけど。
子育てに忙しいパパ・ママに、お休みの日は、パンとこのスープだけの朝食で、
子どもたちとのんびり過ごしてほしい。
それはきっと、一杯1,000円のプレミアムなスープじゃなくて、
もうちょっと、手が出しやすい値段のスープだ。
気持ちがスッキリしたら、やることが見えてきた。
*もう少し大きめのロットで製作OEMをお願いできる加工場を探す。
*大きめのロットで仕入れてくれる販路を見つける。
今週は、この2つを進めていこう。