作業時間はたったの5分!安全かつカンタンに乾燥の豆を柔らかく煮る方法
冬といえば豆!
お正月の黒豆煮や、はりはり大根と合わせた醤油漬け、小豆を煮たお汁粉。いずれも、この季節の定番メニューですね。
しかし、もちろん洋風料理でも大活躍します。
大豆の水煮と豚肉をコトコトと煮込んだポークビーンズは我が家の子どもたちに大人気のメニューです。
豆はとっても栄養満点です。
エネルギーや物質の代謝に重要な役割を果たしているビタミンB1、B、B6などのビタミンB群を豊富に含んでいます。
また、生体組織の構成や整理機能の維持・調節に重要な役割を果たすカルシウム、リン、カリウム、マグネシウム、鉄、亜鉛などのミネラルもバランスよく含んでいます。
さらに、生活習慣病の予防など健康に及ぼす効果が注目されている食物繊維、ポリフェノールなどの様々な機能性成分も含んでおり、食品として非常に優れた特性を持っています。
美容やアンチエイジングの効果も期待できます。
大豆なら女性にうれしい成分「イソフラボン」が、
黒豆には抗酸化作用の高い「アントシアニン」が豊富に含まれています。
そして、もうひとつの魅力は、買い置きができること。
乾燥大豆なら1年以上日持ちするので
突然の大雪で買い物に行けない!なんて時にも重宝します。
でも、前の晩から水に浸して、戻してから調理しないといけないのが、ちょっと不便ですよね…
明日、急用ができて調理できなかったらどうしよう!? なんて思うと、ついつい二の足を踏んでしまいます。
ところが!
前日から戻さなくても、豆をカンタンに煮る方法があります。
しかも、作業時間はたったの5分。
特別な器具が必要なんじゃ…と思った方!圧力鍋も炊飯器も使いませんよ。
多くのご家庭にある、これを使うんです。
そう、魔法瓶の水筒です。
<魔法瓶で豆を煮る方法>
1、豆を水で洗います。
2、豆を魔法瓶の中に入れ、口のギリギリまで熱湯を注ぎます。
3、すぐにフタを閉め、そのまま放っておきます。
これだけ。
2〜3時間放っておくだけで豆が煮上がります!
これ、図書館にあったレシピ本で知ったのですが、とっても便利です!!
→魔法びんでゆでるだけ おいしい豆のおかず―失敗知らず・手間いらず 体にいい毎日のおかずと作りおきのおかず
この本には、戻し方と、戻した豆を使った料理のレシピが載っています。
興味のある方はぜひご購読を!
<魔法瓶で豆を煮るときのポイントと、注意点>
このやり方のポイントは、アツアツの熱湯を注ぐこと。
それから、出来上がると豆がふくらむので少量ずつ作ること。
我が家の水筒は容量が600mlなのですが、乾燥大豆で100gが限界です。
本によると500mlの水筒に大さじ3杯ぐらいが目安だそう。
置いとく時間は、目指す柔らかさと水筒の容量によって変わりますが、
何度か試せば塩梅がつかめるかと思います。
我が家の場合、3時間を過ぎると中の湯温が下がるせいか、
6時間放置しても、3時間で出したものと柔らかさは変わらないかも?という印象。
夜、寝る前に仕掛けて、朝起きたら出来上がっているので、本当に便利。
もし、開けてみたけど豆がまだ固かった…という場合は、
中のお湯を一度捨てて、沸かしたてのお湯を注ぎ直してください。
出来上がるのは水煮なので、味付けはこの後、鍋で行います。
また、黒豆の甘煮や、あんこなどは柔らかめがいいので、追加で煮込みが必要かもです。
でも、断然ラクチンだし、ガスの使用時間も抑えられてエコですよ!
我が家はこれのおかげで豆料理の比率がグッと上がりました。
ぜひお試しあれ!